赤ちゃん誕生で育児用品プレゼント 宝島社、東川町の家庭に

子育てボックスにキッピスの商品などを丁寧に詰める幼児たち

【東川】今年、赤ちゃんが生まれた町内の家庭に、出版社の宝島社(東京)が自社ブランドの育児用品などを詰めた「子育てボックス」を贈ることになった。フィンランドなどで子どもが生まれた際に育児用品が贈られることに同社の社員が感銘を受け、「君の椅子」プロジェクトなどで知られる東川町を対象にした。

宝島社は、北欧風デザインのブランド「kippis(キッピス)」を2014年から展開している。キッピスは自社に加え、他社にデザインを提供した商品も含め、タオルやバッグなど約380点にのぼる。

子育てボックスに詰められるのは、これらのうち、赤ちゃんにパジャマの上から着せる寝具、スリーパーや、よだれかけのスタイ、保護者向けのせっけんやハンドクリームなどキッピス12品と、紙おむつなど2品の計14品。宝島社やデザイン提供を受けた会社を含む10社と町が寄贈した。

対象は22年に赤ちゃんが生まれた町内の家庭。今月中旬から順次発送する予定で、町幼児センターでは昨年12月20日、同センターの年長組の園児32人が、箱詰め作業に協力した。

園児たちはスリッパや紙おむつなどを一つずつ、丁寧な手つきで箱に入れ、佐々木夏萌(かほ)ちゃん(6)は「かわいいものばかりなので、大切に使ってほしい」と話していた。(和泉優大)

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