• 室蘭市「えみらん」25日に開館 どんな施設?

    遊びながら科学を体験できる展示が並ぶ環境科学館
    室蘭市は25日、「DENZAI環境科学館・図書館」をオープンする。今年3月に閉館した市青少年科学館と市立室蘭図書館本館を継承する複合施設で、1階が図書館、2階が科学館。環境科学館は最新鋭の投影機を導入したプラネタリウムなど、体験しながら学ぶことができる展示が豊富にある。図書館は14万冊を蔵書する西胆振の知の拠点となる。愛称は市民公募で笑顔で楽しく使う施設をイメージした「えみらん」。風車と屋上の太陽光発電パネルの自然エネルギーを活用し、光熱費を削減するシステムを採用している。(古田裕之)

    環境科学館  楽しく学べる40展示

    DENZAI環境科学館は「あそんでまなぼう」がテーマ。約40種類の展示が並ぶ。環境問題や地域の自然、ものづくり、身近な科学の不思議について、見たり触ったりしながら楽しく学べる施設だ。

    目玉は前身の青少年科学館から続くプラネタリウム。投影機は最新式になり、ドームいっぱいに迫力ある星空や映像が映し出される。プログラムは大人も子どもも楽しめる内容だ。

    環境コーナーは、床に描かれた室蘭の地図の上で専用のタブレット端末を操作すると室蘭の自然やものづくり産業の様子の映像が表示される。市内で処理が進む高濃度ポリ塩化ビフェニール(PCB)廃棄物や水素エネルギーについても展示する。

    DENZAI環境科学館の主な施設

    科学体験コーナーには、鏡によって像の見え方が異なることを学べる「いろいろな鏡」など身近な不思議を科学に結びつけていく展示がある。ものづくりショーケースでは市内企業の製品や技術を紹介している。

    館長就任予定の「NPO法人科学とものづくり教育研究会かもけん」の楠原晴子さんは「旧施設から引き継いだ展示もある。市民に愛される施設にしていきたい」と語った。

    【DENZAI環境科学館】
    ◎開館:3~10月は午前10時~午後5時、11~2月は午前10時~午後4時
    ◎休館:月曜、祝日の翌日(月曜祝日の場合は火曜、水曜)ただし、春休み、夏休み、冬休み中は、年末年始の12月29~1月3日を除き開く
    ◎料金:<展示室>大人600円、65歳以上400円、高校生300円、中学生以下150円、市内に住む中学生以下無料 <プラネタリウム>大人400円、65歳以上250円、高校生200円、中学生以下100円 ※利用料が割り引きになるセット券や回数券、年間パスポートもある。

    室蘭市図書館 閲覧席200 ゆったりと

    バリアフリー化した新しい室蘭市図書館

    室蘭市図書館は1階のワンフロアで、車いすを利用する人なども無理なく移動できる。開架閲覧の場は1200平方メートルに広がり、蔵書は書籍14万冊、雑誌約160タイトル。閲覧席は約200席に倍増し、1人席もある。余裕あるスペースで本を探し、ゆったり読んだり調べたりできる。隣接する環境科学館での体験に併せ、深い学びにつなぐこともできる。

    ガラス張りの自習室は15席あり、勉強や調査に集中して取り組める。図書カードを利用し予約できるが、新型コロナウイルスの感染対策上、時間制限がある。

    「おはなしのへや」は読み聞かせ専用ルーム。親子で楽しめるほか、定期的に読み聞かせや手遊びなどのイベントが開かれる。

    室蘭市図書館の主な施設

    蔵書関連は市民の寄付などで集めた約7千冊の蔵書「ふくろう文庫」、室蘭市史や史料を読み込めるコーナーがある。図書館にあるDVDやブルーレイディスクを1人1回3時間まで視聴できる視聴覚ルーム、新聞記事を検索できる端末も用意する。

    伏見聡館長は「面積は以前の図書館とほぼ同じだが、便利な機能が増えて快適に読書を楽しんでもらえる」とアピールしている。

    【室蘭市図書館】
    ◎開館:午前10時~午後6時
    ◎休館:月曜、祝日の翌日(月曜祝日の場合は火曜、水曜)、月末の図書整理日、年末年始の12月29~1月3日
    ◎本を借りる:1人10冊まで、2週間。利用料は無料。利用者カードの発行は、室蘭、伊達、登別に在住しているか室蘭市内に通勤、通学している人が対象

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