道南全市町「10万円」年内に現金で　知内、木古内は所得制限撤廃

政府の新型コロナウイルス対策で18歳以下に支給される10万円相当の給付金について、道南の全18市町は年内に現金での給付を開始することが分かった。18市町のうち木古内、森町など10町では年内に現金10万円を一括で給付する。政府が想定していた10万円のうち5万円分のクーポン発行は手間や事務費がかかるほか、地域内で使用できる小売店が少ないとの理由から、ほとんどの自治体が現金給付を選んだ。

現金を5万円ずつ2回に分けて給付する自治体は函館市のほか、松前、福島、江差、上ノ国、奥尻の各町で、北斗市は一括か2回に分けて給付するか検討中。乙部町は２回に分けて給付するが、2回目の給付を現金かクーポンで発行するか検討している。