伊達、年内に現金一括　豊浦さらに所得制限なし　18歳以下への10万円給付

政府による18歳以下の子どもへの計10万円相当の給付について、西胆振では伊達市、豊浦町が年内に現金を一括支給する方針を固めた。登別市も年内の一括給付を目指している。豊浦町はさらに、政府が設けた所得制限（年収960万円未満）を行わない考え。室蘭市と洞爺湖町もクーポンを併用せず、全額現金で支給する。壮瞥町は未定。

伊達市、豊浦町は児童手当を受けている中学3年までの子どもに現金を年内に一括給付する。高校生らがいる世帯は申請が必要なため年明けになる見込み。

登別市は現金で全額給付する方針で、事業費3億1900万円を盛り込んだ本年度一般会計補正予算案を16日の定例市議会に提案する。給付時期については早ければ年内に一括して行う方向で調整している。

豊浦町は「より多くの人の子育てを支援したい」として所得制限を外すことを検討している。その場合、給付対象は24人増えて計480人となる見込みで、追加分は町が独自負担する。

室蘭市と洞爺湖町は現金で全額給付することは決めたものの、政府の当初方針に従い現金5万円を年内に先行給付する手続きを終えている。ただ、洞爺湖町は年内の一括給付が可能かどうかを模索している。

壮瞥町は16日に会議を開き、給付方法を検討する。