防災機能に 集いの場も 大空 B&Gセンター改装 救助艇や避難テント、遊具にトレーニング機器
【大空】町内の体育施設「女満別B&G海洋センター」(女満別西5)がリニューアルオープンした。川や湖の氾濫、大雪といった災害に備え、救助艇や避難所で使う個人用テントなどを新たに配備し、トレーニングルームや幼児向けの遊具なども新設した。町教委はセンターの防災機能を高めるとともに、地域のコミュニティー拠点としても活用する考えだ。
総事業費は約1億円で、このうち5千万円はB&G財団(東京)からの助成金で賄った。
センター内は2階の格技場部分400平方メートルを「トレーニングルーム」と幼児向けの「キッズパーク」に改修した。トレーニングルームは広さ165平方メートルで、老朽化していた「女満別ゲートボールセンター」のトレーニング機器を移設し、新たに6台のトレーニング機器とランニングマシン1台も導入した。キッズパークは200平方メートルで、滑り台やボルダリングが楽しめる複合遊具や、ベンチ、テーブルを設置した。
屋外のプール前には防災倉庫を新たに設置。段ボールベッド40台、個人用テント30張り、発電機3台など避難所開設時に必要なものや、救助用のゴムボートや除雪機など、合わせて2千万円分の資機材を収納する。
改装オープンした4日、町教委は網走地方気象台の職員らによる町民向けの防災講習を開いた。近年は異常気象などで、網走湖の水位が高くなることが増えているといい、今後も防災や避難所設置に関する講座をセンターで開催する予定だ。
町教委の担当者は「運動施設としてだけでなく、地域のコミュニティー拠点や避難所としてセンターの機能を高めたい」と話す。(尹順平)
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