「陣痛タクシー」12月発車 妊婦に優先対応 札幌ハイヤー協会

札幌ハイヤー協会は12月3日から、陣痛が始まった妊婦をタクシーで医療機関に送り届ける「陣痛タクシー」を始める。事前登録した人に優先的に配車し、かかりつけの医療機関に運ぶ。札幌、江別、石狩、北広島の4市に住む妊婦が対象で、加盟社の6割にあたる28社が参加する。

近く北海道ハイヤー協会のホームページに専用コーナーを新設。希望者は、そこからタクシー会社を選択し、氏名、電話番号、出産予定日、病院名などを登録する。陣痛時などにタクシー会社に電話すると、悪天候や繁忙期でも優先的に配車される。自社で対応できない場合は、他社のタクシーが手配される。

対応する運転手は助産師から研修を受けており、一部車両には破水時に必要なタオルや防水シートも用意。登録無料で、運賃は通常のタクシーと同じ。今月29日から登録を受け付ける。札幌ハイヤー協会の照井幸一専務理事は「妊婦や家族の不安解消の一助になれば」と話す。(土屋航)

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