冬の名寄 屋内遊び思い切り 市中心部に市が開設 滑り台や三輪車サーキット設置

オープン日から親子連れでにぎわう「にこにこらんど」

オープン日から親子連れでにぎわう「にこにこらんど」

【名寄】市の屋内型子どもの遊び場「にこにこらんど」が1日、市中心部の地元スーパー西條名寄店2階にオープンした。冬場に子どもが遊べる施設を求める声に市が応えたもので、初日から親子連れでにぎわった。

事業費は3500万円で、同店2階の一角約900平方メートルを改装。施設の運営は西條に委託した。小学校低学年以下の子どもの利用を想定し、三輪車で遊べるサーキットやトランポリン、滑り台、ジオラマ、おままごと遊びができる遊具などを設置。ほとんどの遊具を輸入玩具販売「ボーネルンド」(東京)が取り扱うものでそろえた。市は来年度に向け、立体の大型遊具を追加で導入することを検討している。

親子連れにぎわう

専用のサーキットで遊ぶ子ども

専用のサーキットで遊ぶ子ども

オープン初日は、予約でいっぱいになる時間帯もあった。市内の手塚いずみさん(34)は義人ちゃん(2)と利用し、「これまで冬は子どもが思いきり遊べる場所が少なく、旭川に連れて行くなどしていたが、名寄に遊び場ができてありがたい」と笑顔を見せた。

オープン式で加藤剛士市長は「ここで子どもたちが元気に育まれることを期待する」とあいさつした。市は2018年12月から19年1月にかけて、市内の小学生、未就学児の保護者にアンケートを実施。子育てしやすいまちにするために重要なこととして「屋外・屋内の遊び場や活動の場の充実」を求める声が多かったことから開設を決めた。

対象は、小学生以下とその保護者で、保護者同伴が必要。市民以外の利用も可能。利用は無料で、午前10時~正午、午後0時半~同2時半、同3時~5時の入れ替え制。新型コロナウイルス対策で当面は、定員子ども25人、保護者25人とする。毎月第4木曜と1月1~3日定休。利用する際は、西條名寄店のホームページから予約が必要。(朝生樹)

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