• #6|クリスマスに飾るお菓子のおうちを作ろう!

    2019/12/12

    「アイシングクッキーで楽しむ親子時間」#6
    アイシングクッキー教室を主宰する傍らアニバーサリー円山店のアイシングクッキーの製造も手がける、札幌市在住の金田一真優さんによる連載コラム。親子で楽しみながら少しずつレベルアップできるように、作り方やアレンジ方法を工程別に紹介しています。


    今回は「立体」に挑戦! 夢のお菓子のおうちをクッキーで作りましょう。

    クッキーハウス(ヘクセンハウスとも呼ばれています)の抜き型もいろいろ販売されていますが、今回は型ではなく、方眼用紙に書いた型紙を使って作りました。

    アイシングで壁や屋根を塗りつぶして本格的にしても、クッキー生地そのままで組み立ててお子さんと市販のお菓子で飾っても、どちらでも楽しめますよ。


    ◎クッキー生地は用意できていますか?
     Vol.1 基本の型抜きクッキーの作り方
      〜今回はココア生地を使います〜

    ◎アイシングクリームは用意できていますか?
     Vol.2 アイシングクリームの作り方と塗り方


    まず、こんな感じで2パターンのおうちの型紙を書いてみました。

    イメージ1

    一つはおうちと聞いて思い浮かべるようなシンプルな形のもの。

    前壁、後ろ壁1枚ずつ、横の壁2枚、屋根2枚、敷地が必要です。
    クッキー生地の厚みを考えて、横の壁より屋根を少し長く取ってください。

    煙突を乗せたり、ツリーやプレゼントの形のミニクッキーを加えてもより楽しくなりますね。

    もう一つは正面の壁が三角で、傾斜をつけた屋根と合わせて、前壁、後ろ壁1枚ずつと屋根2枚、敷地で作るパターンです。

    伸ばしたクッキー生地に切った型紙を乗せて、包丁でまわりをカットしていきます。

    クッキングシートを敷いた天板に移動してから表面の型紙をはがすと、形が歪むのが防げますよ。

    表面をレンガ風にするこのようなスタンプも販売されていますし、製菓用のカードを使って跡をつけることも可能です。

    通常通りに焼いて、冷まします。

    表面をアイシングで塗る場合は、色作りをしていきましょう。
    見本(完成写真)は、シンプルなおうち(写真左)は前後の壁と屋根、三角のおうち(写真右)は屋根を塗ってみました。
    アイシングカラーを数色混ぜて着色しています。

    ▼今回、私が使った色はこちらです。
    白・・・・着色なし
    みどり・・leaf green+royal blue
    グレー・・black+brown
    赤・・・・christmas red
    金茶・・・yellow+brown
    ネイビー・royal blue+black

    アウトライン用を小さなコルネに取り出し、水を加えてとろとろ流れるゆるいアイシングにし、大きなコルネに詰めます。

    ゆるい塗りつぶし用のアイシングは、平らな表面にとろとろ流れたアイシングの跡が5、6秒くらいでなじんで消えてしまうくらいのゆるさです。

    アイシングの着色と固さについてはVol.2で詳しくお伝えしているので、わからなくなったら読み直してみてくださいね。

    先をほんの少しカットして、アウトラインを書いていきます。穴のまわりも書いてくださいね。
    それからゆるいアイシングで塗りつぶしていきます。

    常温または乾燥器(フードドライヤー)を使って乾燥させます。

    乾燥したら、それぞれの壁や屋根の細部を描き込んでいきます。
    組み立ててからは描きにくいので、平らな状態でできるところまで作業するのがオススメです。

    レンガの壁はそのままでもかわいいですが、表面と溝に白のゆるいアイシングを筆で塗ると、ざらざらした壁の風合いを出すこともできます。

    文字や模様を描ける部分を描き込み、壁と屋根、小さなパーツの用意ができました。

    この状態でしっかりと乾燥させてから、組み立ての作業に移りましょう。

    組み立て作業に挑戦!

    倒れにくい組み立てのポイントは2つ。
    ★固いアイシングを使い、ぷっくり丸く絞って接着させること
    ★壁と壁をくっつけるときに、同時に敷地とも接着させること  です。

    まず、立体の組み立てに使うアイシングを作ります。
    アウトライン用の固さ(レシピ量を混ぜたままの固さ)よりさらに粉糖を加え、固くします。

    スプーンの背で触ったときに、ボソボソと立つ質感になるまで粉糖を加えてくださいね。
    他のアイシングと同様にコルネに詰めて使います。

    まずはシンプルなおうちから。

    前壁の裏側の片サイドと、敷地との接地面にアイシングを大きめの丸に絞っていきます。

    丸く厚く絞ることで壁同士がしっかりくっつきますし、クッキーの端から見えてもフリルのようで可愛くなります。

    片サイドと接地面に絞り、よけておいて待機させます。
    急いで、側面の壁にも接着用アイシングを絞ります。

    接地面に絞りました。この2枚をL字にくっつけながら、同時に敷地にも接着させていきます。

    いったん付けたらできるだけ微調整で動かさず、そのままの位置で少しの時間、支えて押さえてあげるような感じです。1分くらい支えていると、壁同士と敷地がしっかりくっついてくれると思います

    次はもう片方の側面の壁です。前壁と接着する厚み部分と、接地面です。

    建っている壁を押して倒さないように、そっと前壁と敷地にくっつけます。
    少しの時間支えて、完全にくっつくのを待ちます。

    次は後ろの壁です。後ろの壁の裏側の両サイドと、接地面に接着用アイシングを絞ります。

    そっと後ろから側面の壁にくっつけて、同時に敷地にも貼り付けます。

    ここで4枚の壁がしっかりくっつくまで少し時間をおきます。すぐに屋根の接着に進んでも大丈夫ですが、焦らずゆっくり進めるのが大事です。

    さて、屋根は、壁の上部の傾斜に接着用アイシングを絞っていきます。

    両手で1枚ずつ屋根を持ち、両方同時に乗せて貼り付けます。壁よりもすべってズレやすいので、壁の接着より少し長めに、両手で両方の屋根を支えたままでくっつくのを待ちます。

    屋根の隙間を埋めるように、しずく型に接着用アイシングを絞っていきます。頑丈になり、見た目も可愛いらしくなりますよ。

    ドアのクッキーにもアイシングを絞り、入り口に貼り付けます。

    リボンやミニクッキーも飾って、完成です!

    三角のおうちの組み立てにも挑戦!

    もう一つのパターン、三角のおうちも組み立ててみましょう。

    イメージ30

    前壁の片方のふちと接地面にアイシングを絞って、そっとよけて待機させます。

    イメージ31

    屋根は接地面にアイシングを絞りました。
    前壁と屋根を貼り付けながら、敷地にも同時に接着させます。

    後ろの壁は、先に建てた屋根に付く側の斜めの部分と、接地面にアイシングを絞ります。

    屋根と敷地に同時に貼り付けます。

    残った屋根の裏側の両サイドと接地面にアイシングを絞り、前壁と後ろ壁に立てかけるように接着させます。

    あら、設計ミスか屋根の上に隙間が空いてしまいました!(本当にミスしました。笑)
    でも大丈夫♪ ここにお菓子を可愛らしく飾ってみましょう。

    アイシングで塗るのは小さなお子さんには難しかったりもするので、市販のお菓子で飾るのも手軽で可愛いです。まさにお菓子のおうちの雰囲気が出ます。

    今回はスーパーや100均ショップでこんなお菓子を購入してみました。

    先ほどのちょっと失敗した屋根の上にも…

    敷地にもチョコレートをアイシングを糊にしてくっつけてみました。

    一つ目のおうちにも、チョコを飾ってみました♪

    カラフルでかわいい2軒のおうちの完成です!
    クリスマスまで飾って、みんなで崩して食べるのもわくわく楽しみですね。
    子どもたちの集まるパーティで、作るところからみんなで楽しむのも盛り上がりそうです。


    いかがでしたか? 次回は2月です。隔月でお送りしてきたこのコラムも最終回。

    今まで練習したいろいろな技術を使って、お友達やパパに贈るバレンタインクッキーを作りましょう。どうぞお楽しみに♪

    舛田悠紀子

    金田一真優

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    札幌市出身。北海道大学法学部卒。お菓子作りとは無縁の営業マン時代を経て、夫の転勤で退職、専業主婦に。育児の傍ら趣味で始めたアイシングクッキーに夢中になり、独学で技術やコツを習得。2013年より、教室「KIN Sugar Labo.」を主宰している。自宅レッスンや出張レッスンを開催しながら、アニバーサリー円山店のアイシングクッキーの製造も手がける。

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