アイシングクッキーで楽しむ親子時間
#7−最終回−|お友達やパパに贈る「バレンタインクッキー」を作ろう
今回は、これまでにお伝えしてきた内容の集大成としてバレンタインのクッキーづくりに挑戦します。シンプルなハート型だけでアレンジするセットと、最近販売されている珍しい形のクッキー型を使ったセットを作っていきます。
<用意するもの>
◎クッキー生地(今回はココア生地を使います)
⇒ #1 基本の型抜きクッキーの作り方
◎アイシングクリーム
⇒ #2 アイシングクリームの作り方と塗り方
◎ハートの型 など
シンプルなハート型でアレンジ
まずはシンプルなハート型から。最近は100円均一ショップでもクッキー型の取り扱いがあるので、手に入れやすいですね。
アイシングカラーを数色混ぜて色作りをします。バレンタインなので、ピンクや赤、チョコレート風の色にしてみました。
白・・・・・・・・着色なし
うすピンク・・・・cristmas red+brown
濃いピンク・・・・rose+brown
赤・・・・・・・・christmas red
うす茶・・・・・・brown
ミルクチョコ茶・・brown+black
ビターチョコ茶・・brown+black
アウトライン用のアイシングを小さなコルネに取り出し、水を加えてとろとろ流れるゆるいアイシングにし、大きなコルネに詰めます。ゆるい塗りつぶし用は、平らな表面にとろとろ流れたアイシングの跡が5、6秒くらいでなじんで消えてしまうくらいのゆるさです。
アイシングの着色と固さについてはVol.2で紹介しているので、わからなくなったらこちらで確認してみてくださいね。
コルネの先をほんの少しカットして、アウトラインを描きます。
ゆるいアイシングで塗りつぶしていきます。気泡が入ったら、つまようじやピックなどで取り除いてくださいね。
表面が乾く前に、ストライプのラインを入れます。
表面を浅く引っ張ると、模様ができます。上から下に、隣は下から上にひっぱると、矢羽のような模様を作ることができます。
ピンクのハートに白いドットをのせて、可愛い水玉に。
大小のドットは、ドットの少し外側から表面を浅くまっすぐにひっぱって、ハート模様を作るのもおすすめです。
乾く前になじませる模様を入れたものと、つるんと一色のものと作ってみました。
常温または乾燥器(フードドライヤー)を使って乾燥させます。
表面が乾いたら、文字を入れたり、アラザンなどのつぶつぶで飾ったりして仕上げてくださいね。
定番のハート型を使ったアレンジは無限♪ お子さんと楽しくたくさんのクッキーが作れると思いますよ。
まわりと差がつくデザインにも挑戦!
次は、ちょっと珍しくて可愛いクッキー型をいろいろ用意してみました。
ハートの連なった矢の形や、ハートの音符、手紙の型など、まわりとちょっと差がつくクッキー型です。
色は先ほどのセットと同じ色味を使ってみました。違う色味にすると雰囲気も変わるので、モノトーンやパステルにしてみても素敵だと思います。
立ってるうさぎと矢が刺さったハートのクッキー型からアウトラインを取っていきます。
中を塗りつぶしていきます。赤いハートは乾く前に白いアイシングで光の模様を。
うさぎは白一色で塗りつぶしました。
乾燥させる途中でうさぎの体の上に、赤のアウトライン用アイシングでぷっくりとしたハートを描き足します。
しっかり乾くまで常温または乾燥器で乾かし、表面が乾いたら仕上げに入ります。
赤いハートには、Loveの文字を矢のように描いてみました。
うさぎはハートを持っているように、白い丸い手を描き込んだら完成です!
続いて、ハートの矢に取り掛かります。
アウトラインを取って、ハートとハートの間の隙間もドットや直線で埋めました。
この記事では形ごとに仕上げていますが、まとめてアウトライン→塗りと進めていくと作業しやすいと思います。
それぞれの色に塗りつぶします。
ピンクのハートには、今まで何度も登場したグラニュー糖をかけてざらざらキラキラに。
それから乾燥させます。
表面が乾いたら、仕上げに矢の軸を描きます。
XOXOクッキーにも仕上げを。…あっ!! 穴が埋まって失敗してしまっています…!
狭い範囲にアイシングを塗る場合は、あふれないように注意が必要です。一度あふれて埋まり始めてしまうと、つまようじなどで穴の部分を取り除こうと思ってもなかなかリカバリーできないので厄介でもあります。。
こんなときに役立つのがスプリンクルやアラザン♪ 埋まってしまった部分を隠してみましたが、これはこれでなかなか可愛いです。
お子さんと一緒に作業すると、なかなか思うように美しい出来にはならないことも多いですが、子どもはたくさんデコレーションをくっつけるのが大好きですし、可愛らしいパーツを用意して飾ると楽しく盛り上がりますよ。
続いてハートの音符と風船、ハートのお手紙に取り掛かります。
まずアウトラインと、音符の軸の部分を先に描いていきます。
それから塗りつぶしていきます。
白い風線には赤いドットを入れて水玉に。
表面をひっぱりドットをハート模様にする技法は先ほどもやりましたね。
手紙の形は白い封筒部分を先に塗りつぶしました。塗ったものをすべて乾燥させます。乾燥途中で、封筒の中のこげ茶のハートも塗りつぶしてくださいね。
仕上げは音符のひげを描いたり、顔をつけたり。ひげ部分をLoveの文字にしてみるなどしてアレンジしてみました。
風船にもメッセージを。パパだいすきなんて、パパはうれしすぎて泣いちゃいますね。
風船らしく見せるのに、リボン(食べられません)をつけて仕上げました。可愛いです!
封筒のハートはしずくで囲み、中にはメッセージを。筆記体、ブロック体でそれぞれ雰囲気が変わるのでいろいろ試してくださいね。
こんなセットができあがりました!
パパにもお友達にも、「すごいね!」とびっくりされそうですね。
ラッピングする場合は、翌日までバットなどに置いた状態でしっかり乾かしてから、袋に入れてプレゼントしてくださいね。
可愛くて喜ばれること間違いなしです♪
いかがでしたか? 隔月でお届けしてきたこのコラムも今回が最終回。
アイシングクッキーは準備が少し大変で、おうちで作るのはハードルが高いお菓子かなと思ったのですが、生地作りから作業まで少しずつ分けてお送りしてきたつもりです。
ママとの手作り体験は、大きくなったときに子どもにとってもママにとっても一生の思い出に。
誰かに贈る可愛いお菓子を作る楽しさと、わくわくする気持ちを、親子で少しでも味わって頂けたなら幸いです。読んでいただきありがとうございました!
「アイシングクッキーで楽しむ親子時間」
アイシングクッキー教室を主宰する傍らアニバーサリー円山店のアイシングクッキーの製造も手がける、札幌市在住の金田一真優さんによるコラム。親子でアイシングクッキーづくりを楽しめるよう、毎回少しずつレベルアップしながら作り方やアレンジ方法をお届けしています。
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