• 2019/12/27

    ⑨ 交流の場を作る 野菜購入 楽しく、気持ちよく <働くママごはん>

     ここ数年、食にまつわるイベントが大盛況です。ただ食べるだけじゃなく、「どう食べたらいいか」「何を選べばいいか」をプロに教わりたい人が増えているからではないでしょうか。

     私も、本やネットで調べて頭で理解したことでも「やっぱり実際に教えてほしい!」と、勉強に行くことが多々あります。百聞は一見にしかずという言葉の通り、じかに教えてもらったことの方が生きた知識になると強く感じています。

     私が地域おこし協力隊の活動の一環として栗山町で今年7月から第1日曜日に始めた「栗山ファーマーズマルシェ」(朝市)にも、毎回たくさんのお客さんが来られました。作り手と買い手が直接コミュニケーションを取って売買できる場を作ろうと始めました。生まれも育ちも札幌の私が、ここに移住した時から、農家さんから気軽に野菜を買えるような場所が少ないなと思っていたからです。

     初回はただ野菜を販売するだけでしたが、回数を重ねるうちに、その場で食べられるフードを用意したり、試食で変わり種野菜のおいしさを伝え、レシピを紹介したりと、工夫するのが楽しくなっていきました。

     プレゼントや試食などがあるイベントは人が集まると思いますが、そうしたお得感だけをやみくもに求めるのではなく、スーパーでは体験できない「楽しく気持ちいい買い物」ができるような場を作っていきたいです。

     マルシェは11月まで5回開き、今年は終了しました。来年も続ける考えですが、実は1月に出産を控えていて家族が増える予定です。しっかり体力づくりをして備えなくてはいけないと思っています。

    写真提供/井澤綾華さん

     PROFILE

    井澤綾華(いざわ・あやか)
    管理栄養士。天使大(札幌)を卒業後、2016年に空知管内栗山町地域おこし協力隊員に。17年、町内で農家を営む孝宏さんと結婚、18年に長女乃々華ちゃんが誕生。19年に育児休業から仕事復帰した。フェイスブックで野菜のレシピなどを発信中。札幌市出身。26歳。

    https://www.facebook.com/izawa.aaa
    https://www.instagram.com/izawa_ayaka/

     BACK NUMBER

    <1> 仕事復帰の春 「おいしい」楽しく教える
    <2> 赤ちゃんをキッチンへ! 生きる知恵 こまめに伝承
    <3> 「好き」を増やす 「嫌い」自覚させない工夫を
    <4> おやつの時間 不足しやすい栄養素補う
    <5> 農業の情報発信 「おいしく食べて」の思い
    <6> ファームイン 農業の応援団増えれば
    <7> 食育活動 健康な体づくり後押し
    <8> 使える道具たち 調理の幅広がり時短に


    \北海道新聞朝刊「くらし(子育て)面」で毎月第4金曜日に連載中/
    空知管内栗山町の料理研究家、井澤綾華さんが食育への思いをつづっています。


    北海道新聞朝刊「くらし(子育て)」面(毎週金曜日に掲載)では、主に乳幼児や小中学生の子を持つ親世代を対象に、育児のちょっとした工夫やサポートに関する情報、行政の支援制度の解説など子育てをめぐる多彩な話題をお届けしています。