レラに企業型保育所　女性の働き手確保狙う　札幌の会社が運営

【千歳】千歳アウトレットモール・レラ（柏台南1）内に、主に従業員を対象とした企業主導型保育所「ぷらす保育園」が開設された。札幌市白石区で企業主導型保育所を開設している「プラス」（札幌）が運営し、定員は0～5歳の19人。企業主導型保育所は千歳市内で3カ所目。

レラには約100店舗のテナントがあり、総従業員数は約900人。そのうち女性の比率は6割以上に上るという。レラによると、以前から「保育施設があったらいい」との声が多くの店舗からあった。

プラスの教育事業部マネジャー・三浦雅善さん（41）がレラで働く知人を介してレラの状況を知り、開設を打診。今月1日に運営を開始し、ぷらす保育園の保育士の子供やレラで働く人の子供など6人が利用する。3月以降はさらに増える予定。

三浦さんは「ぷらす保育園に預けられるならレラで働くという人もいた。今後は、従業員以外の子供の受け入れも考えていきたい」。レラは「女性の働き手確保に向け、PRしていきたい」と話している。

企業主導型保育所は、認可外保育施設に区分されるが、待機児童対策として国が開設を推進しており、保育士数などの条件を満たせば、国から認可保育施設並みの補助がある。（高木緑）