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CMなどで目にしたり耳にしたりする「ふるさと納税」。気になってはいるけれど、難しそうだし手続きが面倒そうだからという理由で、まだ利用したことがない人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、ふるさと納税の仕組みから始め方まで、分かりやすく解説します。今年こそ、お得で楽しいふるさと納税にチャレンジしてみませんか。

ふるさと納税とは？

ふるさと納税とは、日本全国の地方自治体の中から自分の好きな自治体を選んで寄付をすると、居住地の自治体に納める住民税などの控除*が受けられる制度です。寄付をした合計金額から2,000円を差し引いた額が、所得税と住民税から、原則として全額控除されます。

参考：「総務省 ふるさと納税ポータルサイト」より

さらに、寄付のお礼として多くの自治体が返礼品を用意しているため、実質2,000円の負担額で各地域の特産品を受け取れるので、とってもお得！

ただし、控除*の上限額は給与収入（年収）や家族構成で異なるため、実質負担2,000円で寄付できる上限額を知っておく必要があります。

自治体を応援しながら、返礼品を受け取れるのが魅力

制度が始まった2008年度以降、ふるさと納税の利用者は増加傾向にあり、一昨年ごろからはコロナ禍の影響による「巣ごもり消費」でさらに利用者が増加。昨今では国内旅行のニーズの高まりから、体験系の返礼品も増えているといいます。

ふるさと納税の魅力について、楽天グループ株式会社ふるさと納税事業部の北原さんにお話を聞きました。

「一番の魅力は、やはり返礼品の豊富さではないでしょうか。『楽天ふるさと納税』では、約43万点（2022年12月時点）もの返礼品を取り扱っており、地域ならではの食品から日用品、家具・家電、トラベルクーポンまで多彩な返礼品が揃っています」と北原さん。

「楽天ふるさと納税」公式サイト

また、「楽天ふるさと納税」では特集などのコンテンツが充実しており、返礼品を選びやすい工夫がされているといいます。「『応援消費』意識の高まりから、コロナの影響を受けている事業者や生産者を支援する返礼品を集めた特集ページが昨年特に関心を集めました。また伝統工芸品を紹介する特集ページや、旅行のきっかけにもなる「楽天トラベルクーポン」など、さまざまな切り口で返礼品を探せるように企画を用意しています」と教えてくれました。

そのほか、「楽天ふるさと納税」には、初めてふるさと納税を行う人へ向けたわかりやすい動画や返礼品の年間を通した旬な時期がわかる「年間カレンダー」などもあり、まずはふるさと納税のことを詳しく知りたいという人にもおすすめのサイトです。

ふるさと納税の手続き、申し込みから確定申告までを解説！

税金の控除申請と聞くと、面倒なイメージを持つ人も少なくありませんが、ふるさと納税の手順はとっても簡単！ ワンストップ特例制度を使うことで確定申告が不要になったり、確定申告を行う場合も手順が簡素化したりと、初心者でも迷わずに申告ができるよう、制度もサイトの使い方も整えられています。その手順を説明します。

１．ふるさと納税サイトを選ぶ

ふるさと納税を行うと決めたら、寄付をする自治体や返礼品を探すのが一番楽しい作業です。とはいえ、時間がかかることも事実。そこで便利なのが、ふるさと納税サイトです。

探しやすい仕様になっていて、気に入った返礼品があれば、そのまま申し込みができるため、ネットショッピングと変わらない気軽さです。もちろん寄付をしたら、寄付金控除の申請をしないとただのお取り寄せになってしまうので注意しましょう！

「楽天ふるさと納税」「ふるさとチョイス」「ふるなび」「さとふる」など、さまざまなサイトがあるので、自分に合ったサイトを見つけてみてください。

２．寄付上限額の目安を調べる

まずはサイト内のシミュレーション機能を使って、自分がいくらまで寄付できるのかを調べます。
※寄付額に上限はありませんが、寄付金控除の対象になる寄付額には上限があります。

年収450万円、配偶者控除を受ける配偶者、15歳以下の扶養家族が1名いる家族のシミュレーション例（「楽天ふるさと納税」かんたんシミュレーターより）

「楽天ふるさと納税」で寄付上限額をチェック>

「ふるさとチョイス」で寄付上限額をチェック>

３．寄付する自治体と返礼品を選ぶ

選び方はさまざま。出身地や応援したい地域から選ぶ、食材や日用品などカテゴリーから選ぶ、金額から選ぶ、など自分の希望にあわせて選ぶことができます。

４．控除申請の方法を決める

控除申請には「ワンストップ特例制度」と「確定申告」の2つの方法があります。それぞれに申請条件があるので、確認してみましょう。

寄付したい自治体が5カ所以下で、ほかに確定申告する必要がない人は「ワンストップ特例制度」がおすすめです。必要書類を自治体に送付するだけで控除が受けられます。必要書類は特例申告書とマイナンバーカードなどの証明書のみ。特例申告書は寄付先の自治体から送付される場合とされない場合があります。されない場合は、利用サイトでダウンロードすることができます。

なお、令和4年度の寄付申し込み分から、ワンストップ特例制度の申請をオンラインで完結することができるサービスが始まります。これにより、各自治体に申請書および本人証明書類を郵送する必要がなくなり、申請期限直前でも間に合うように。詳しくは各サービスサイトでご確認ください。
※一部サービス対象外の自治体もあります。予めご了承ください。

寄付したい自治体が6カ所以上ある人や、もともと確定申告をする予定がある人は確定申告での申請が必要です。

2022年の確定申告より、楽天ふるさと納税などでダウンロードできる「寄附金控除に関する証明書」を利用することで、オンライン上で確定申告が完結できるようになりました。これにより、自治体から送られてくる「寄附金受領証明書」を一枚ずつ保管する必要も、書類への入力・記入をする手間もなくなり、寄付後の手続きが楽に！

５．サイトに会員登録して申し込む

寄付する自治体・返礼品と申請方法が決まったら、利用サイトの会員登録をし、寄付を申し込みます。通常のオンラインショッピングと変わらず、簡単な登録がほとんどです。

６．申し込み後、申請書類を提出する

④で選んだ申請方法の手順に従って申請書類を作成、提出します。それぞれ申請期間があるので要注意！ 確定申告の1〜2カ月後には所得税の還付が、納税の翌年6月から住民税の控除が始まります。

子育てファミリーにおすすめの返礼品

ふるさと納税で一番時間をつかうのが、返礼品探しという人も多いはず。そこで、北原さんに「楽天ふるさと納税」で取り扱いのある、子育てファミリーにおすすめの返礼品を教えてもらいました。

この時期一度に申し込みを考えている人に気をつけてほしい点が、食材の保管場所。北原さんは「一度にたくさんの食材が届くと冷蔵庫や冷凍庫に入りきらない場合があります。保管場所が心配な人は、常温食材や日用品など食材以外の返礼品がおすすめです」といいます。

また、まずは少額の商品から寄付してみたいと考えている人にとっては、「楽天ふるさと納税」には5,000円前後の返礼品も多くあるので安心です！

初めてふるさと納税を行う子育てファミリーにおすすめの返礼品

「ボリュームのあるお肉や魚介類はご家族に人気です。また、トイレットペーパーのような日用品をまとめ買いするのもおすすめ。大容量でしばらく買い足し不要ですし、自宅まで届くので買い物が多いママに役立つ返礼品です」と北原さん。

そのほか、使い古したキッチン用品や家電製品を買い替えるチャンスにもなりそうです。

【背ワタなし】大型むきえび（高級ブラックタイガー）約1kg/約50～80尾

寄付先自治体：福井県敦賀市
寄付金額：10,000円
◎詳しく見る >>

お米豚3.7kgセット

寄付先自治体：宮崎県都城市
寄付金額　　：15,000円
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エリエール消臭＋トイレットティシュー

寄付先自治体：静岡県富士宮市
寄付金額　　：15,000円
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「いくら醤油漬（鮭卵）【450g(225g×2)】」×「ホタテ【750g(250g×3)】」×「エンペラーサーモン【1kg】」の海鮮丼セット

寄付先自治体：北海道白糠町
寄付金額：37,000円
◎詳しく見る >>

子育てに特化したグッズならこれ！

返礼品には、おむつなどの消耗品から、職人さんの手で作られた木製玩具や家具まで、ベビー用品も豊富に揃っています。赤ちゃんとの生活に欠かせないアイテムや、長く使える良質な寝具・家具などは、ふるさと納税で賢く手に入れましょう。

ムーニー おしりふき やわらか素材 詰め替え80枚3個パック×8個セット

寄付先自治体：香川県観音寺市
寄付金額：12,000円
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Cカーブ授乳ベッド「おやすみたまご」

寄付先自治体：兵庫県小野市
寄付金額：30,000円
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からからつみき108（240ピース入）

寄付先自治体：宮崎県三股町
寄付金額：18,000円
◎詳しく見る >>

年末年始の家族団らんにおすすめ

今年の年末年始は久しぶりに家族で集まるという人も多いのではないでしょうか。「年末年始にはいつもより少し豪華な食材や、手土産やおもてなしになるスイーツがおすすめ。ご家族で囲んで、ぜひ会話のきっかけにしていただきたいですね」と北原さんは話します。

季節商品は申し込み期間やお届け期間が決められている場合もあるので、計画的に申し込みましょう！

ローストビーフ 420g レホール（西洋わさび）・ソース付き

寄付先自治体：神奈川県小田原市
寄付金額：10,000円
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件数限定！佐賀牛霜降りスライス（肩ロース）すき焼き・しゃぶしゃぶ用

寄付先自治体：佐賀県玄海町
寄付金額：10,000円
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カット生ずわい蟹（高級品 / 黒箱）

寄付先自治体：福井県敦賀市
寄付金額：20,000円
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2022年の寄付受付は12/31（土）23:59まで！

どのサイトでも返礼品には多くのレビューが投稿されているので、迷ったときは他の利用者の声も参考にしてみましょう。

さらに「楽天ふるさと納税」の場合、通常のショッピング同様に楽天ポイントが付与されます。年に数回開催される楽天スーパーSALEの期間中は、実施中のキャンペーンにエントリーすると、ポイント付与率が大幅アップするので、その機会にふるさと納税にチャレンジしてみるのもおすすめです。

ふるさと納税の制度は、1月1日〜12月31日の期間で区切られています。2023年の税金控除を申請する場合は、年内の寄付手続きが必須です（ワンストップ申請の提出は2023年1月10日、確定申告は確定申告の期限まで）。興味があるけれどまだやったことがない、「今年こそは！」と思っていたのに忘れてしまっていたという人は、さっそく「ふるさと納税」で検索して、始めてみましょう。

※総務省の基準を順守するために、調達価格の変更等により寄附額や内容量等が変更となる場合があります。
※返礼品情報は掲載日時点のものであり、在庫がなくなり次第、受付を終了する可能性もあります。

取材・文／鈴木志保
取材協力／楽天グループ会社 ふるさと納税事業部
参考／総務省 ふるさと納税ポータルサイト「ふるさと納税のしくみ」