• 巣ごもりストレス、遊びで緩和 カップやブロックの玩具 年齢に応じて

    「札幌市内の自宅で1歳の次女とカップ遊びをするネウボラ代表の坂本さん(左)。理事長の五嶋さん(右)も一緒に楽しみました」
    国が北海道への緊急事態宣言を延長し、子どもが外で遊びづらい日々が続いています。ストレス緩和には自宅で親子一緒に遊ぶのが良いとされます。お薦めの玩具や遊びについて、玩具の活用法も教えている札幌の子育て支援団体「NPO北海道ネウボラ」の役員2人に聞きました。北海道教育委員会(道教委)がネットで発信している遊びの情報も紹介します。

    ネウボラ理事長の五嶋絵里奈さん(41)は1歳前後向けにカップ遊び=写真《1》、10個千~2千円程度=を提案します。色と大きさが違うカップを積み上げたり、入れ子にして重ねたり。「子どもが積むたび『ひとーつ、ふたーつ』『それは赤色だね』と声をかけてあげて。積み上げたカップを倒すのを面白がる時期ですよ」。同団体代表の坂本千春さん(42)は「重なったカップを子どもが外そうとして、うまくいかなくても大丈夫。手や指を使う訓練になるので親は見守りましょう」と助言します。

    2~4歳向けの文字つきの積み木は、ひらがなやアルファベット、数字や関連する絵が描かれている物だと長く遊べます。例えば「へ」と書かれた裏に蛇の絵や「snake」の字がある商品=写真《2》=は実勢価格7千円前後といいます。「3~4歳になるとひらがなを集めて単語をつくり、クロスワードパズルのように並べたりしますよ」と坂本さん。

    《2》
    《2》ひらがなやアルファベット、文字に対応する絵が描かれた積み木。言葉遊びにも使えます

    磁石がついた三角形や四角形を自由にくっつけて図形や立体を作るマグネットブロックは、3歳から小学校高学年まで遊べます。磁力が弱く崩れやすい商品もあるといい、五嶋さんのお薦めは「マグフォーマー」=写真《3》、約3千円から=です。「恐竜や車、かごも組み立てられます。親が見本を作ると子どもがまねしますし、何をつくったか説明させれば発表力がつきます。よく試験に出る立方体の展開図の勉強にもなりますよ」

    《3》
    《3》磁石つきブロックで多様な形を組み立てられるマグフォーマー。持ち手付きのかご(左)を作ってみました

    このほか幼児向けには、穴が空いたフェルトや板にプラスチック針でカラー糸を通し、模様を描く「ひも通し」も楽しいです。五嶋さんは「いろいろな遊びを通し親が子どもと視線を合わせて話しかけることで愛着が形成され、子どもの安心につながります」と語ります。

    坂本さんは5歳の長女が「外に行きたい」とイライラしているのが気になっているそうです。「室内用の跳躍器具を買った友達もいると聞きました。できる工夫をして乗り切りたいです」と話します。

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    道教委、サイトで情報発信 親は「面白いね」と共感を

    道教委幼児教育推進センターの「幼児の遊び応援サイト」内のページ「幼児教育施設からのメッセージ」(http://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/hk/yks/ouen-message.htm)では、道内9市町の幼稚園や認定こども園26カ所が、自宅で楽しめる遊びを発信しています。

    紙コップ鉄砲や風船の張り子といった簡単に手作りできるものが多く、ポテトチップや、パンで作る「ポッキー」などのレシピも。札幌市西区の平和幼稚園は新聞紙を使った輪投げ=図=などを紹介しています。

    同サイトは新型コロナウイルスの感染拡大を受け昨年4月、家で過ごす親子に向けて開設しました。監修する札幌国際大短期大学部の平野良明学長(教育課程論)は「乳幼児にとって大切な、五感を刺激できる遊びを紹介しています。『面白いね』『きれいだね』と共感しながらやってみて」とした上で「可能な限り感染対策をして外でも遊び、自然の中で子どもの能力を育ててほしい」と呼び掛けています。

    取材・文/町田誠(北海道新聞編集委員)

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