連載コラム「ゆきりん先生の親子でおうち学習」第26回

#26|外で遊んで体力つけて 適度な運動 勉強の力に

勉強には体力が必要だということは、皆さんも何となくご存じかと思います。もちろん、体力があるからといって勉強ができるようになるわけではないのですが、受験で最後にモノをいうのは体力です。

昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、運動会が春から秋に延期されたり、中止になったりした学校も多くありました。体育の時間や部活動も制限され、必然的に子どもたちが体を動かす機会が少なくなりましたね。

北海道の5月は雪が解けて、どんどん気温が上がり外に出る季節です。密を避けつつ、ぜひ外で遊んで、体力をつけてほしいなと思います。

外で遊んだ後の夕方は集中力が無くなってしまい、なかなか勉強に向き合えないというご相談もいただきます。特に進学や進級で環境ががらりと変わったお子さんが多いですね。一つ上の学年になったのだから、もっと頑張ってほしいと思うところではありますが、慣れてくるまでは仕方がないのです。疲れていてもできる量に調整して慣れていきましょう。

適度な運動は心のリフレッシュにもなります。また、日光を浴びると精神を安定させるセロトニンという物質が分泌されるため、朝から元気に活動できます。

ゴールデンウイーク中、ゲームやスマートフォンの使い過ぎで昼夜が逆転した生活になっていなかったでしょうか。外に出ずに日光を浴びない生活をしてしまうと、元の生活に戻れなくなるお子さんもいます。朝にきちんと起きる規則正しい生活を心がけ、朝起きたらカーテンを開けて室内に日光を取り入れ、外遊びも大切にしましょう。

ぜひ、スポーツも含めた体力も学力も、どちらも手に入れてほしいと思います。

教えてくれたひと

本多抽紀江さん

家庭教師

ほんだ・ゆきえ/家庭教師歴約30年。SNSを使った家庭学習支援「ぱんだちゃんのおうち学校」の校長も務める。著書に「勉強に自己肯定感は必要ない」(西日本出版社)がある。北海道を拠点に、関西、関東で活躍中。胆振管内安平町在住、2児のママ。

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