連載コラム「ゆきりん先生の親子でおうち学習」第20回
#20|北海道の冬 算数、理科 身近に感じて
まずは、中学1年で習う正と負の数。最低気温がマイナスになったりならなかったりするこの季節に、最高と最低気温の差を毎日計算して出すと、小学校の低学年から簡単にプラスとマイナスを体感することができます。
今はデジタル温度計も多いのですが、昔ながらの温度計を見せて、零からの距離を示す絶対値の計算に慣れていくといいですね。中学生で正負の数を習った時に、「ほら、冬の温度の差を出すときにね」という話をすると、「あー、そういうことですね」と納得する生徒が本当に多いのです。
また、「はーっ」と息を吐くと窓が曇り、外気温との差でできる結露もぜひ理科の勉強に役立ててみてください。
空気は水分を含んでいて、その割合を表すのが湿度。暖かい室内では多く保てる空気中の水分も、窓の近くは寒くて、同じ量の水分が保てなくなります。これが窓につくのが結露。冷たい飲み物が入ったコップにつく水滴も同じで、ぜひ北海道ならではの楽しい理科を体験してください。
関連して「飽和水蒸気量」という言葉も登場します。この「飽和」という言葉を日常で使っておくと、意味がイメージしやすいと思います。わが家では「今日はプールに人がいっぱいで、飽和状態だったよ」などと使っていますよ。
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