連載コラム「ゆきりん先生の親子でおうち学習」第13回

#13|本や新聞を読もう 一緒に新しい発見を

#13|本や新聞を読もう 一緒に新しい発見を

みなさん、いよいよ今年の新学期が始まりますね。新しい学校、新しい学年、進学進級おめでとうございます。4月は心新たに、何かを始めるのにはとても良い時期です。ぜひ、1年間続けられる目標を立てましょう。

最近は保護者から「子どもが本を1冊読むのに、とても時間がかかるのです」という切実な悩みを相談されることが多くなりました。そこで私がお勧めするのは、「本を読もう」です。

図書館で本を借りるのもよいのですが、ぜひ書店に行って親子で選びながら、1冊買ってみてはどうでしょう。自分の本として愛着が増すと、文字への関心も深まります。

もう一つの提案は「新聞を読むこと」。昔、お父さんのひざの上で新聞を見た経験はありませんか? 難しそうな新聞も親子で読み進めていくと、新しい発見がたくさんあります。最近の子どもにとって少し苦手な縦書きの文字にも、どんどん慣れていくと思います。

「読みなさい」といっても「なんだか難しそう」といって避けられがちな新聞ですが、この新聞記事は、記者たちが自分の人生をかけて書いています。簡潔な美しい文章です。

学年や能力に合わせて読めそうな記事、興味がありそうな記事を一緒に読んであげてください。「これってどういう意味?」と聞かれても、怖がることなかれ。お父さんお母さんの意見をちょっと付け加えてあげることで、親子の会話は増え、そして質が上がります。ぜひ、お試しください。

教えてくれたひと

本多抽紀江さん

家庭教師

ほんだ・ゆきえ/家庭教師歴約30年。SNSを使った家庭学習支援「ぱんだちゃんのおうち学校」の校長も務める。著書に「勉強に自己肯定感は必要ない」(西日本出版社)がある。北海道を拠点に、関西、関東で活躍中。胆振管内安平町在住、2児のママ。

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