連載コラム「ゆきりん先生の親子でおうち学習」第12回

#12|12歳の君たちへ 中学時代は一生の宝物

#12|12歳の君たちへ 中学時代は一生の宝物

今回は保護者ではなく、小学6年生のお子さんたちへのメッセージです。中学入学を控えた今、みなさんはワクワクと不安でいっぱいでしょうね。

小学校と中学校では勉強のスピードも質も全く違います。定期テストには、たとえ授業で教わっていなくても、教科書やワークブックに載っていることはバンバン出題されます。小学校と違い「こんなの習ってないよ」は通じません。

提出物は絶対に完成させて期日内に出さないと、評価が下がることも肝に銘じてください。高校受験を左右する内申点に直結します。3年生から頑張っても、1、2年生の内申点は変えられません。きっちり勉強する習慣を早々とつけてしまうことが、何より大切です。

中学生は、とにかく眠い。毎日恐ろしく眠い。眠気との闘いに勝つことが成績アップへの道です。肝心なのは体力。防犯上の心配がない時間の外出は、家族の送り迎えに頼らず、できるだけ歩きましょう。

中学時代は勉強も行事も友だちも恋も全部全部、あなたの一生の糧になります。後悔のない学校生活を送ってください。

と言いながら私は、後悔も人生の素晴らしい経験だと思います。失敗も挫折も、かなわぬほろ苦い思いも、奥行きのある大人になるための宝物です。どんな「あなた」になるかを決め、選ぶのはあなた自身です。喜怒哀楽をすべて味わい尽くすぞ!

そんな気持ちで3年間を送ってくださいね。

教えてくれたひと

本多抽紀江さん

家庭教師

ほんだ・ゆきえ/家庭教師歴約30年。SNSを使った家庭学習支援「ぱんだちゃんのおうち学校」の校長も務める。著書に「勉強に自己肯定感は必要ない」(西日本出版社)がある。北海道を拠点に、関西、関東で活躍中。胆振管内安平町在住、2児のママ。

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