#11|ピリピリ受験生 お手伝い 意外な効用

#11|ピリピリ受験生 お手伝い 意外な効用

公立高校の受験まで、あと1カ月。今月も私立の入試や、公立の推薦入学の面接などが行われます。中学3年生は不安と緊張のピークを迎えているでしょう。

保護者が「少し休めば?」と声をかければ「不合格になっていいの!?」と怒り、「もっと頑張らなきゃ」と激励すれば「頑張ってるよ‼」と怒るのが受験生です。家族だって気疲れしてるのに…と逆ギレしないで。受験期はいつものあなたの子じゃありません。温かい目で見守ってください。

ピリピリムードを和らげるのは、お手伝いです。食事の後に全員の食器をまとめて下げる、お風呂を掃除するなど、簡単なことでいいのです。家族としての役割を果たさせましょう。「みんなのことをしてくれて、ありがとう」と声をかければ「自分は1人じゃない」と励みにもなります。

体調管理も重要です。私立高校の入試は千人規模。マスク着用と帰宅後のうがい、手洗いは徹底させてください。出かける前には「インフルエンザに気をつけなさい」のひと言を。子どもは「分かってるよ!」と口答えするかもしれませんが、内心は「やばい、インフルになったら何を言われるか分かんない」と、気を引き締めるはずです。

家族だって、時には緊張から解放されたいですよね。「気分転換に友達とランチしました」なんていう親のインスタグラムやツイッターの情報を、子どもは意外と見ています。息抜きはぜひ、慎重にお願いします。

教えてくれたひと

本多抽紀江さん

家庭教師

ほんだ・ゆきえ/家庭教師歴約30年。SNSを使った家庭学習支援「ぱんだちゃんのおうち学校」の校長も務める。著書に「勉強に自己肯定感は必要ない」(西日本出版社)がある。北海道を拠点に、関西、関東で活躍中。胆振管内安平町在住、2児のママ。

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