• 2019/11/01

    ⑧食卓の話題は「勉強」 具体的質問で冗舌に<ゆきりん先生の親子でおうち勉強>

    北海道新聞朝刊「くらし(子育て)面」の連載コラム。筆者は、北海道安平町の家庭教師、本多抽紀江さん。毎月第1金曜日に、おうちでの効率的な学習方法をお届けしています。

     
     働く親のいちばんの悩みは、時間がないこと。保育所へ子どもを迎えに行く午後6時から、やっと布団に入る8時、9時まではあまりにも目まぐるしく、勉強なんて無理! という家庭はたくさんあります。

     そんな親子はぜひ、食事しながら勉強について話してください。一緒にお風呂に入る時でも構いません。

     そもそも、「今日、学校どうだった?」と聞いても「別に…」とか「普通。いつもと同じ」という言葉しか返ってきませんよね。でも「今、算数何やってるの」と具体的に質問すると、子どもはしぶしぶながら「あれ、今日はどこ習ったっけ?」と記憶をたぐります。これは一種の復習になります。親は子どもが何を勉強中で何ができ、何が苦手かを探ることができます。

     これを読んで「食事やお風呂の時ぐらい、リラックスしたいよ」とうんざりした人もいるでしょうが、試す価値あり! 子どもは思ったより冗舌になるはずです。だって、考えなくてもネタはあるんですから。

     多くの家庭では勉強を見るのはお母さんで、子どもの矢面に立つ気苦労が絶えないはずです。その頑張りをほめてあげられるのはお父さんです。「いつも勉強を見てくれて、ありがとう」。この言葉でたくさんのお母さんが救われます。

     「頑張りすぎだなぁ」と感じたら、お母さんにそっとコーヒーを。助言や苦言より効き目があります。熱くなるのはわが子への愛情の表れです。まずそこを認めてあげてくださいね。

    イラスト/rocketdesign(watanabe nobuko)

     PROFILE

    本多 抽紀江(ほんだ・ゆきえ)
    家庭教師歴約30年。教材や助言をネット配信する事業「ぱんだちゃんのおうち学校」校長も務める。胆振管内安平町在住、44歳。

    【ぱんだちゃんのおうち学校】 pandanoniwa.co.jp

     BACK NUMBER

    <1> 気分を変えよう 「新しさ」演出 前向きに
    <2> 作文は一生モノ 運動会題材に学ぶ手も
    <3> 数字を見せる お菓子や小銭並べ計算
    <4> 夏休みの生活 家事のお手伝いも大事
    <5> 受験生の胸のうち 適正な志望校選びを
    <6> 料理で数字体感 単位や分数 楽しみ吸収
    <7> 天気予報とお買い物 知識得る機会 日常に


    \北海道新聞朝刊「くらし(子育て)面」で連載中(毎月第1金曜日)/

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