• #6|料理で数字体感 単位や分数 楽しみ吸収


    「ゆきりん先生の親子でおうち学習」
    北海道新聞朝刊「子育て面」で毎月第1金曜日に連載中のコラム。北海道安平町の家庭教師、本多抽紀江さんがおうちでの効率的な学習方法についてお届けしています。


    わが家の日曜日の朝食は、ホットケーキが定番。私は娘(6)と息子(4)を誘ってキッチンに立ちます。いい匂いが家じゅうに漂うこの時間は、子どもたちの「数字感覚」を養うタイミングでもあります。

    ホットケーキミックスの粉が入った箱や袋には、内容量の重さが書いてありますね。小学3年で学ぶ「g」です。粉に入れる牛乳の単位は「㎖」。こちらは2年で勉強する「かさ」に出てきます。

    別の単位でも言い換えてみましょう。例えば「100㎖の牛乳」は「1㎗の」「0.1ℓの」に。覚える必要はありません。慣れるため声に出すのです。

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    卵1個を混ぜて焼き、出来上がった丸いホットケーキを切り分けるときは、3年で学ぶ分数を使います。「これ、半分こね」と言う代わり「2分の1ね」と声をかけると、子どもは「半分=2分の1」とすぐに覚えます。さらに小さく分けると、4分の1や8分の1のイメージも定着します。

    重さやかさ、分数を目で確認しながら手を動かし、じゅうっという音や匂いで焼き時間を計り、最後はおいしく味わう算数。家庭だからできる、五感を使った学習法です。読み書きだけの勉強よりも、知識の吸収が早いことを私自身が実感しています。

    来年度から、小中学校の学習指導要領改定案が全面実施されます。改訂前のものから引き継がれるのは、学びで「生きる力」を育てる方針。実はこんなに身近で、簡単なことなんですよ。

    本多抽紀江

    本多抽紀江(家庭教師)

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    家庭教師歴約30年。SNSを使った家庭学習支援「ぱんだちゃんのおうち学校」の校長も務める。北海道を拠点に、関西、関東で活躍中。胆振管内安平町在住、2児のママ。

    イラスト/rocketdesign(watanabe nobuko)

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