• 2019/08/02

    ⑤受験生の胸のうち 適正な志望校選びを <ゆきりん先生の親子でおうち勉強>

    北海道新聞朝刊「くらし(子育て)面」の連載コラム。筆者は、胆振管内安平町の家庭教師、本多抽紀江さん。毎月第1金曜日に、おうちでの効率的な学習方法をお届けしています。

     
     夏休みが明けると、来春高校を受験する子どもは、9月から11月までテストラッシュを迎えます。

     内申点やランクが決まる定期テストのほか、英検や漢検を受ける生徒もいるでしょう。この間に毎月行われる学力テスト総合A、B、Cの結果は、12月の三者面談で志望校を決める時の重要な判断材料になります。

     子どもが高校を選ぶ理由は、千差万別です。思春期の受験生にとって大切なものの割合は「勉強5、友情3、恋愛2」といったところ。「友だちが行くから」「好きな子が受験するから」という動機もあれば、「知り合いのいない学校に行きたい」というつらい本音を秘めている子どももいます。

     背伸びして志望校を決め、2学期に入ってから肌荒れやかゆみ、胃の痛みに悩む子も少なくありません。これはかなり追い詰められている証拠。子どもの様子をよく観察してください。

     そして「ランクを下げさせるかどうか」と悩むのではなく、「うちの子にとっての適正を選ぼう」と、考えを変えてほしいのです。

     教師も塾も子ども自身も「合格」というゴールを目指しています。でも親に必要なのは、もっと先へ向けた「この子にとっての幸せは何だろう」という視点です。誰かにとっての「正解」が自分の子どもに当てはまるわけではありません。

     大切なのは、子どもも親も「やりきった」と感じられるかどうかです。今のうち、これでもかというくらい将来について話し、意見をぶつけ合ってください。

    イラスト/rocketdesign(watanabe nobuko)

     PROFILE

    本多 抽紀江(ほんだ・ゆきえ)
    家庭教師歴約30年。教材や助言をネット配信する事業「ぱんだちゃんのおうち学校」校長も務める。胆振管内安平町在住、44歳。

    【ぱんだちゃんのおうち学校】 pandanoniwa.co.jp

     BACK NUMBER

    <1> 気分を変えよう 「新しさ」演出 前向きに
    <2> 作文は一生モノ 運動会題材に学ぶ手も
    <3> 数字を見せる お菓子や小銭並べ計算
    <4> 夏休みの生活 家事のお手伝いも大事


    \北海道新聞朝刊「くらし(子育て)面」で連載中(毎月第1金曜日)/

    北海道新聞朝刊「くらし(子育て)」面(毎週金曜日に掲載)では、主に乳幼児や小中学生の子を持つ親世代を対象に、育児のちょっとした工夫やサポートに関する情報、行政の支援制度の解説など子育てをめぐる多彩な話題をお届けしています。
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