連載コラム「ゆきりん先生の親子でおうち学習」第41回
#41|社会 地図を作り方角を知ろう
北海道の夏は短いとはいえ、お出かけをする機会は他の季節より増えますね。
テーマパークやキャンプ場に行くと、必ずあるのが園内マップ(地図)。こうした地図には、一部の例外を除いて決まりがあります。それは「北を上にして書く」ということです。
「東西南北」を意識するため、今年4月の当コラムで「お散歩中に太陽がどこにあるのか確認しましょう」と書きました。自分たちで地図を作ってみることも、同じ効果があります。
まず、家の間取りを描いてみましょう。子どもたちは宝の地図のようなものが大好きなので、地図を作ることに興味がある子も多いです。実際に作らせると、主観に基づいているため、迷路のようになっていて苦笑することもあります。
部屋の大きさ、位置関係を気にしながら修正してください。そのときにも、北がどちらなのかを意識させます。すると「南側には大きな窓があり、北には窓が少ない」と分かります。
中学校の試験で「なぜ日本の家屋では南向きの窓が多いのか、理由を書きなさい」と出題されることもあります。地球が地軸を傾けながら自転しているので、北半球の日本では南向きの窓が多い、というのが正解です。
南半球では「北向きの窓が多い」のかというと、それで正解。日本にもなじみ深いオーストラリアでは北側が開けた家が建てられます。オーストラリアに引っ越したばかりの私の友人は、日本の感覚で「南向きに家を建てたい」と言ったら、ものすごく反対されたそうです。
近所の地図を作ってみるのもお勧めです。自分の好きな公園への道順や友達の家までの経路など、ぜひご家庭で楽しみながら挑戦してみてください。
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