• #3|数字を見せる お菓子や小銭並べ計算


    「ゆきりん先生の親子でおうち学習」
    北海道新聞朝刊「子育て面」で毎月第1金曜日に連載中のコラム。北海道安平町の家庭教師、本多抽紀江さんがおうちでの効率的な学習方法についてお届けしています。


    小学校の算数がぐんと難しくなるのは、4年生です。1年で学ぶ足し算と引き算、2年のかけ算、3年の割り算を総合した学習をするからです。

    「うちの子は算数が苦手」という保護者は口をそろえて「特に文章問題がダメなんです」と言います。原因はたった一つ。「数字をイメージ化できないから」です。

    2年の教科書には「ガムが三つ、チョコレートが五つあります。かずのちがいはいくつ?」などという問題があります。多くの大人は教える時に「『ちがい』は引き算だよ」と言い、子どもは文章に出てきた順番に数字を並べて「3-5=2」と書きます。そこで大人はさらに「大きい数から小さい数を引くんだよ」などと助言します。

    [広告]

    実は、この対応が一番よくない。子どもは文章をろくに読まず、数字の大小だけに目を留め、足したり引いたりすれば正解が出ると思い込んでしまうのです。

    指を折って数えられる内容なら何とかなりますが、3年生最大の難関である分数の文章問題で大きくつまずきます。「3分の1の大きさのケーキ」は数えられませんからね。文脈をたどり、切り分けたケーキを思い浮かべながら考える習慣がなければ、対応できないのです。

    ですから家庭ではぜひ、実際にチョコやガムを並べて教えてください。

    最適の教材はお金です。キャッシュレス化が進むと目にする機会が減るので、家には常に小銭を用意し「1円玉10枚は10円」「10円玉10枚なら100円」と、暮らしの中で一番活用する10進法を身につけさせましょう。

    本多抽紀江

    本多抽紀江(家庭教師)

    • Website

    家庭教師歴約30年。SNSを使った家庭学習支援「ぱんだちゃんのおうち学校」の校長も務める。北海道を拠点に、関西、関東で活躍中。胆振管内安平町在住、2児のママ。

    イラスト/rocketdesign(watanabe nobuko)

    最新の記事

    【遊び・学び】

    Read More

    おすすめの関連記事

消費税の価格表記について

記事内の価格は基本的に総額(税込)表記です。2021年4月以前の記事に関しては税抜表記の場合もあります。