連載コラム「ゆきりん先生の親子でおうち学習」第1回

【新連載|ゆきりん先生の親子でおうち学習】気分を変えよう 「新しさ」演出 前向きに

北海道新聞朝刊「くらし(子育て)面」で新しい連載コラム「ゆきりん先生の親子でおうち勉強」がスタート! 筆者は、胆振管内安平町の家庭教師、本多抽紀江(ゆきえ)さん。毎月第1金曜日に、おうちでの効率的な学習方法をお届けします。


新入学、進級の季節ですね。親は子どもの成長に晴れがましさを感じる時期ですが、「勉強についていけるかな」と不安を抱える子どもは多いのです。前向きに変える効果絶大なのが「新しいものを買うこと」です。

まず、文房具を変えましょう。ペンケースでも、シャープペンシルでもいい。「今持ってるものだってまだ使えるのに」という迷いは振り切って下さい。これだけのことで、子どもは気持ちが上がるのです。

新しい問題集も買いましょう。「勉強しろって言われてるみたいで、嫌がるんじゃない?」と思いきや、いきなりやる気になる子どもはとても多いんです。

親はぜひ、タイマーを買ってください。わが家では勉強を始めるとき、必ずタイマーをセットします。始まりと終わりの時間をしっかり決めるだけで、だらだらしがちだった家庭学習にピリッと緊張感が漂います。

スマートフォンにもタイマー機能はありますが、デジタルのタイマー専用機の方が、お子さんも見やすいのでお勧めです。

で、一番新しくしなくちゃいけないのが、親の気持ち。「うちの子、30分も集中力が保たないの」とため息交じりに相談されることが多いですが、小学校低学年の集中力の限界は20分です。タイマーで時間を計り、あきさせない家庭学習を始めましょう。

必要なのは、ほんのちょっとの新しさ。親の「演出」で、今までにない1年のスタートを切ることができます。

教えてくれたひと

本多抽紀江さん

家庭教師

ほんだ・ゆきえ/家庭教師歴約30年。SNSを使った家庭学習支援「ぱんだちゃんのおうち学校」の校長も務める。著書に「勉強に自己肯定感は必要ない」(西日本出版社)がある。北海道を拠点に、関西、関東で活躍中。胆振管内安平町在住、2児のママ。

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