#37|理科 散歩で植物や太陽を観察
新学期、新入学おめでとうございます。「一年の計は元旦にあり」といいますが、子どものいる家庭の多くでは「一年の計」は4月にありますね。勉強をさせるには問題集や参考書を開く前に親子で楽しく取り組める簡単な方法がたくさんあります。本年度の「おうち学習」は、そんな家庭での勉強法を紹介します。
まずお散歩中。春は雪が解け、いろいろな草花が芽吹きます。根には2種類あると教えてあげましょう。中学校でも出題される単子葉類と双子葉類です。単子葉類はミズバショウやカタクリで、ひげ根が特徴。双子葉類はサクラやタンポポで主根と側根があります。
ひげ根は冷蔵庫の中でも見られます。ネギ類は単子葉類。タマネギや長ネギの根を見せましょう。小ネギは水につけておくと根が伸びるので、ひげ根をしっかりと観察してください。
ホームセンターでは、たくさんの植物の種を売っています。カイワレ大根や緑豆を発芽させて双葉の様子や発芽の条件を考えるのも、楽しいですよ。収穫してサラダやもやしにして食べられるので一石二鳥です。
散歩中には時々、太陽がどこにあるのか確認しましょう。中学校でも習うテーマで、時間ごとに太陽が移動する「日周運動」を知る良い機会になります。
東西南北の感覚を、家庭での体験で知っておくのは大切です。「太陽の向きを習うとき学校が休校だったので、よく分かりません」という中学生もいました。大人にとっての当たり前は、子どもには新しい知識になると知ってください。
大人には常識といえる、住宅に南向きの窓が多いことも、お子さんと「なぜそうなるのか?」と理由を話し合うといいですね。いつものお散歩コースやおうちの中を、新しい発見や体験の場にしていきましょう。
次回はキッチンでできる国語の勉強法です。
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