• 【0カ月からの育児塾】何より抱っこ、とにかく抱っこ

    赤ちゃんが生まれてから、1日に何度もする「抱っこ」。それだけに、上手な抱っこの習得は楽しい育児の第一歩です。今回は、首の据わっていない生後3カ月までの赤ちゃんの抱き方を紹介します。

    北海道助産師会会長の高室典子さん(札幌)は「まだ言葉を話さない赤ちゃんとの暮らしは、一方通行のような気持ちになるかもしれません。そんな時、抱っこが大きな助けになります」と話します。

    抱っこには、移動や授乳のため、寝かしつけのため、泣きやませるためなど、さまざまな目的があります。そして、目的にあった抱き方がたくさんあります。高室さんは「赤ちゃんには個性があります。どんな抱き方が好きなのか、いろんな抱っこを試しながら探してみてください」とアドバイスします。

    目的別に抱き方さまざま、信頼感覚え情緒安定

    首すわり前の赤ちゃんの基本の抱き方は、頭をしっかり支えられる「横抱き」です。ポイントは、おなかの中にいた時のように、背骨が丸くなるように抱くこと。背骨への負担が軽減されます。

    横抱き

    《1》抱く時は、赤ちゃんがびっくりしないよう、声かけをしましょう。《2》寝ている赤ちゃんの首の下に片手を入れて頭と首を支え、もう片方はお尻の下に入れます。《3》前傾姿勢となり、自分の胸と赤ちゃんの体を添わせ、上体を使って抱き上げます。腕だけで持ち上げると、けんしょう炎になりやすいので注意しましょう。《4》首を支えている手を、ゆっくり赤ちゃんの背中にずらし、肘の曲げたあたりに赤ちゃんの首を乗せ、横にします。赤ちゃんのお尻を支えていた、もう片方の手と合わせ、包み込むように抱きましょう。

    ゲップをさせる時や赤ちゃんが横抱きに飽きてしまった時、あやす時などは「縦抱き」が適しています。図のように肩の上に赤ちゃんのあごをのせると、頭の重さが軽減でき、赤ちゃんの首への負担が減ります。

    ぐずって泣きやまない時は、いくつか抱き方を変えてみるのも一つの手です。それでも泣きやまない時の抱き方の一つとして「コリック抱き」を紹介します。コリックは、何をしても泣きやまない状態をいい、たそがれ泣きとも呼ばれます。図のように、腕にまたがるように赤ちゃんをうつぶせに乗せ、トントンと背中を優しくたたいてあげてください。少しずつ赤ちゃん自身に「見たい欲求」が出てくるので、顔は外側にするのがポイントです。

    高室さんは「『抱き癖』という言葉を耳にしたことがある人もいるかもしれませんが、赤ちゃんは抱っこしてもらうことで安心感や信頼感を覚え、情緒が安定します。時間がある限り、たくさん抱っこしてあげてください」と話します。

    動画では「大人がご飯を食べる時の抱き方」「コミュニケーションを取る抱き方」も紹介しています。

    取材・⽂/根岸寛子(北海道新聞記者)

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