連載コラム「井澤綾華の働くママごはん」第2回
赤ちゃんをキッチンへ! 生きる知恵 こまめに伝承
妊娠中から「わが子と一緒に料理をしたい」と夢見ていた私。多くの家庭はキッチンを危険地帯とし、赤ちゃんを立ち入り禁止にするようですが、私は娘が近づいてきたら調理用具を床に置き、作業を見せます。
包丁は危ないので、ボウルの中のものをマッシュしたりこねたり、ざるに入れたもやしのヒゲやインゲンのスジを取ったり。
何でも触りたがって口に入れたがる時期なので、熱いものや土つきの野菜は遠ざけなくてはいけないし、足元をうろうろされるのは困るときもあります。それでも興味を肯定し、台所を親子のコミュニケーションスペースにしたいのです。
ただし、作業台に物を置きっぱなしにはしません。娘の身長は70cmほどで、つま先立って手を伸ばすと台からはみ出ているものが触れます。包丁やまな板は端に置かず、使ったらすぐ片付けるようにしました。
IHコンロや鍋は、いつもと同じように見えても熱いことがある、と理解させなくてはいけません。本物の火は熱く、赤や青などの色を放ちながらメラメラ燃えることも、バーベキューなどの時に教えたい。
これからの時代、火を扱う機会は少なくなり、電気はスイッチを探さなくてもつくようになります。でも、災害のためにライフラインが途絶える可能性は常にあります。そんな時に途方に暮れない知恵を、こまめに伝承しなくては。林間学校や野外学習、炊事遠足などには積極的に参加させようと、今から意気込んでいます。
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