「男の子3人パパの育児コラム」第3回

初めての外出でまさかの救急車騒動

「育児を頑張っている妻に一人の時間を楽しんでもらいたい」
そんな想いから、子どもたち3人と父ちゃんだけで過ごす日を設けてみた。

妻は三男を出産してから一日も休めていない。
久しぶりに自分の時間を持てることを楽しみにしている様子を見て僕もうれしくなった。

当日、妻を送り出してから、僕と長男(5)と次男(2)と三男(0)は初めて4人で外出をした。
次男が公園で遊びたいと言うので大通公園で少し遊ぶことにしたのだが、そこで悲劇が起きた。

次男が少し高いところからジャンプをしたときに着地が上手くいかず、石畳に額をぶつけてしまったのだ。

泣いている次男の額から血が少し出てきた。
ティッシュを探している合間にも血はどんどん溢れ出てくる。

近くにいたママさんが見かねて白いハンドタオルを貸してくれた。
それを額に当てながらスマホで救急当番病院を探しているうちにタオルが赤く染まったのが目に入った。

よく見ると額の一部が少しへこんでしまっているかのように見え、慌てて救急車を呼んだ。
次男の泣き声が尋常じゃなく、辺りは騒然。僕は動揺しまくった。

救急車はすぐに到着した。
ハンドタオルを貸してくれたママさんがずっと付き添ってくれて心強かった。

救急隊員さん曰く、「額がパカっと割れてしまっているけど陥没はしていないだろう」とのこと。
少しだけ安心したが、動揺が収まらない。

救急車の中で次男の誕生日や体重について質問されたが、はっきりと答えられない僕を頼りなく思ったのか、「奥さんに連絡を取ってください」と言われた。

ちょうど妻のマッサージ予約時間の5分前くらいだった。
僕はマッサージを優先するために連絡を取らないほうがいいのではないかと一瞬真剣に悩んだ…でもコトがコトなので電話した。
あんなにマッサージを楽しみにしていたのに、本当に申し訳なかった。。

次男は病院で頭蓋骨や脳に異常がないことを検査で確認して、額を4針縫った。
大怪我をさせてしまい情けない気持ちでいっぱいだったが、病院を出る頃には本人はケロっとしていて、「救急車に乗ったんだよー」と喜んでいた。妻も僕を責めなかった。

病院帰りにお菓子をねだる次男

病院帰りにお菓子をねだる次男

今回の多々ある反省点の一つは、血染めのハンドタオルをそのままママさんに返却してしまったこと。
妻には「新しいのを買ってくださいと伝えてお金を渡すべきだった」と注意された。
あのときのママさん、申し訳ありませんでした。そして本当にありがとうございました。

この日は子育ての大変さを嫌というほど思い知らされた一日だった。ママってすごい!

アラフォー父ちゃん

1980年生まれ。北海道新聞社営業局に在籍。子育てへの貢献度が低いまま第3子が誕生。妻不在で長男・次男と生活した際に、育児の大変さにようやく気付く。これまでの自分を反省して、育児に家事にと奮闘中。好きな食べ物はカレーライス。

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